高知県経済活性化の方向性と活性化策に関する提言

発行 土佐経済同友会
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目次
「高知県経済活性化の方向性と活性化策に関する提言」
提言1.「日本一の田舎」を目指して
提言2.高知に相応しい効果的な経済活性化策
(はじめに)
Ⅰ.高知県経済の現状と課題
1.回復感に乏しい高知県経済
2.高知県経済の克服すべき3つの構造問題
(1) 第一次産業の衰退
(2) 公共支出依存体質
(3) 将来的な労働の担い手不足
Ⅱ.高知県経済の活性化に向けて
1.地域経済活性化への4つのステップ
2.ビジョンの策定方法(マトリックス分析)
3.高知県経済の現状分析
(1) 地域特性の整理
(2) 足もと・将来的な環境変化の整理
① 克服すべき環境変化
② 利用すべき環境変化
4.高知県経済活性化の方向性と活性化策の提言
(1) 優先・重点的な取組み分野
① 第一次産業およびその周辺の加工業
② 健康サービス産業
③ 観光業
(2) 具体的な経済活性化策の提言
① 第一次産業の再編とその周辺加工業の振興
② 健康サービス産業の振興
③ 観光振興
④ 活性化に必要な資金の手当て(資金不足への対処)
⑤ 活性化に必要な人材の育成・手当て(人材不足への対処)
(むすびに)
発行日 2007年8月7日
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依光から一言
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この提言は、今後の高知県が進むべき道を正しく指し示している。
また、内容がすばらしいことに加え、世代・業種の壁を越え、議論を積み重ねていける分析手法をも、同時に提示している。
(私は、このことこそが、この提言の肝だと思っている)
「マトリックス分析」という手法は、中学生から大人まで。
そして職業・専門の壁を乗り越え、議論の前提となる共通認識を与えてくれる。
これまでの土佐人の議論は、酒の席では盛り上がるが、醒めたらすべて忘れるということが多かった。
また議論百出で、まとまりがなく、多くの人がパワーを出し合って物事を変えていくことができなかった。
しかし、これからは違う。
9ページの「マトリックス分析表」を議論の出発点とし、高知が克服すべき環境変化4つと、利用すべき環境変化5つを考慮に入れ、議論を進めればよい。
酒の席での大風呂敷なアイディアに、実現への一歩を指し示してくれる。
(強み・弱み、克服・利用)
そして、各主体が取り組み、小さな一歩が集まれば、これまでとは違う大きなうねりが生まれる。
(出た杭は打つ。人の取り組みには協力しないではなく、それぞれが独自にやったことが、全体として一つの方向性となる。トップダウン型の協力なリーダーシップを嫌がる高知の県民性にあったやり方)
2007年8月7日という日が、高知県地域経済活性化の出発の日になることを、私は疑わない。
この地が日本にとって不可欠な土地として、そして理想を先取りする地域として再生できると信じている!
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