2007.06.05



昨日のDynamite!!USA。
http://www.hero-s.com/dynamite-usa/

注目は、もちろん桜庭VSホイス戦。


実は7年前、東京ドームで観戦。
PRIDE GRANDPRIX 2000
http://www.prideofficial.com/free/result/event/1095998509.html


当時のグレイシーは、今では想像できないくらいの幻想があって、ホイスとの試合も、桜庭が勝つという確信はなく、とても緊張感のある一戦だった。

東京ドーム全体が、試合に集中しているというのは、なかなかない状況と思う。

タオルが投入された時の、地響きのような歓声。
本当にもの凄い試合だった。


あれから7年。
昨日の試合。

2人とも当時の輝きはなく、どちらかというとエキシビション的な試合であった気がする。

K1のアメリカ進出に向けてのPR的な意図もあり、ある意味、こういった試合になることは分かっていた。


じゃあ、どんな試合だったら満足したのか?

そう問われると、また困ってしまう。


絶頂期を過ぎてしまった2人。
そのことを思い知らされた試合であったことが、とてもとても切なかった。

格闘家が輝いていられる時期は、ほんのわずか。

勝つこと以外に、輝ける方法がない格闘技の世界は、本当にシビアだと思う。


それでも。
桜庭もホイスも。
引退までずっとファンとして見届けたいと思う。

ピークを過ぎた選手が、どうやって残りの試合を選び、戦うのか。

そう思うと、また違って見える。


1点だけ。
サクがレフェリーに向かって、何かを注文するシーンだけは見たくない。

先日の秋山事件以来、何だか試合に集中できていない気もする。

ファンとしては、ファンタジスタぶりを発揮し、不利な条件も、何とかしてしまう桜庭をもう一度みたい。

言いがかりをつけてきて、ファンをいらいらさせたグレイシーを、持ち前のテクニックで粉砕した頃のように。

がんばれ桜庭!

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