2015.09.05 何者 朝井リョウ

8月31日 ジェトロソウル 他
9月1日 木浦韓屋視察 他
9月2日 INAP総会 木浦共生園視察 他
9月3日 釜山新港視察 他
9月4日 移動日 帰国

本日は、月曜から金曜まで韓国だったので、メールや出欠の返事などのバックオフィス業務。
夫としての家事手伝いなどで1日があっという間に終わる。

また、8月31日に突然ご逝去された千頭市議のご葬儀に参列することが出来なかったため、ご自宅に妻とお伺いさせて頂く。政治の先輩として、地域課題や、香美市の課題について教えて頂き、また色々なアドバイスを頂いた方。今後もご指導いただけると思っていただけに、本当に残念。心よりのご冥福をお祈りいたします。

元気な方だったので、今でも信じられない。農業のお仕事をされている時に、心筋梗塞になったのだという。妻に、もし自分に何かあった時は・・・。というような話をしながら帰ってくる。自分の中でまだ整理がついていない状態。

さて、このINAPについては、また改めて書きたいと思う。


県外視察の際には、できるだけ普段読まない本を読もうと思って空港の本屋をのぞくのだけど、今回は朝井リョウさんの「何者」という作品に目が留まる。



最近のお気に入りでは、池井戸潤さんの本を選ぶことが多いのだけど、以下の文章の帯を見て購入。こんな内容。

ほんとうにたいせつなことは、ツイッターにもフェイスブックにもメールにも、どこにも書かない。ほんとうに訴えたいことは、そんなところで発信して返信をもらって、それで満足するようなことではない。


それと、「<就活>がいちばん汚い感情を暴き切る。直木賞受賞作」という文書も。

自分の性格は、どちらかといえば人が良いというものに対して懐疑的で、流行っているものに対して警戒心を持ってしまうようなひねくれた所があるのだけど、実際は素直な?性格で、思いきってエイやと見てみると、評価通りと「どハマり」してしまう。一気に読み終える。

この作品も、直木賞受賞の有名な作品だけに本当に面白かった!同時に、今後このブログを通じてネット上に自分が書く文章について、プレッシャーにもなった。読者(という人がいたとしたら)は、依光が隠したい本音(本当はかっこ悪い姿を、よく見せる努力)を、実は知っているんだろうなあ、などと考える。

まあ過去の文章もそのまま載せているブログなので、今さらかっこつける気もないのだけど。

朝井さんは、平成元年生まれ。ネットを使った就職活動とか、ネットが体の一部となっている世代の考え方とか、これまで理解できなかった感覚を、小説を通じて教えてもらったように思う。

ガラケーを持ち歩き、ツイッターもラインもしない自分だけど、若い世代にとってネットがどんな存在なのかわかった。・・・気がする。

20代はずっと高知県企業の採用活動について関わってきた。(注1)
もはや自分たちのころの就職活動とは別物なのだ。

読書も、社会を知る上での社会勉強ということで。
(視察中に読書=さぼり?=いやいや移動時間だし)


(注1)
就職活動を自分はしたことがないのだけど、大学の時から就職セミナーのお手伝い。
内定らしきものは貰った。ベンチャー企業(ウェディング)でインターン→バイトをしていて、卒業後のお誘いをしてもらっていた。今は大きくなって、結構な倍率らしい。→と思って調べてみたら、売上240億。従業員数610名!自分がいた98~99年は、20人くらいだったと思う。今だったら多分落ちてるね・・・)

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