大波日本瓦



本山に見積りにいって、初めて見た瓦があったのでぱしゃり。

大波スレートというのはよく見るけど、日本瓦でできている。
(普通は、セメントでできている)

おお。感動!!

ただ、この家は取り壊してしまうのだとか・・・。


大工さんがいうには、診療所だったそうだ。





電話番号?



裏から見た図。
なんだかもったいないよなあ。




ちなみに大波日本瓦は、こんな感じで葺かれていた。
(写真 左下)ひさしの部分だけ。

さらにうんちく。
母屋根の隅棟を注目。右側は左角袖瓦。左側は、右角袖瓦。
方位に合わせて葺き分けているのだ。
(袖というのは、瓦の山の部分のことね。重なりの上の部分)

これは昔の職人さんが、風の方向を考えて葺いたもの。
高知は、台風など風が強いからね。


大波スレートが出てから(昭和何年?)、どこかの瓦屋さんが試みに作ったのだろうか?
軒瓦は別に作られているという凝りよう。
(現在の大波スレートは軒瓦はなく、地瓦をそのまま代用)

もしこの瓦で全ての屋根を葺いている家があったら、是非見てみたいと思う!。


え?詳しいねって?

・・・瓦屋って信じてもらえないんだよね。
特に初対面の人には・・・。

こんな屋根に二日酔いで上がると、瓦を踏み割ったり、屋根が腐っているのに気がつかず踏み抜いたりするので、必ず依光の会社にご相談くださいね♪(かわいく)


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