香美市に被災者受け入れの提案

まずもって、東北地方太平洋沖地震におきまして、被災された方々へのお見舞いと、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

地震が起こってから、もうすぐ一週間になりますが、昨日今日と香美市でも雪がちらつくなど、非常に寒くなっています。

避難所生活を送っている方々、救助活動を行っている方々のご苦労は、我々の想像を絶する大変なものだと思います。

安全で暖かい所にいるものが、気軽に「頑張ってください」なんて言えませんが、それでも多くの人達に、早く温かい食事が継続的に行き渡りますようにと願っています。


今日の高知新聞の夕刊に、やなせたかしさんの記事が載っていました。
「それいけ!アンパンマン」のテーマソングがラジオで流れていて、子供たちを中心に元気を与えているとのことです。



やなせさんは、自分の身を削って食べ物を分け与えるヒーローとして、アンパンマンを描きました。人が生きる上で最も不幸なのは空腹で、食べ物を分け与えるキャラクターにしたとのことです。

やなせさんの出身地で、アンパンマンミュージアムのある香美市の一員として、今日の記事は誇らしい気持ちになりました。


自分も何かできないかと、昨日、槙野事務局長と話していたアイディアを企画書にし、香美市長にご提案してきました。昨日の香美市議会でも話が出たそうです。

企画書のダウンロードは こちら(PDFファイル 7.24MB)

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東北地方太平洋沖地震 被災者・受け入れの提案

○概要
地震で被災し、避難生活を送っている人を、香美市の「香北青少年の家」に受け入れる。
東北地方では避難生活が長期化する中で、インフラ整備が間に合わず、支援体制が劇的に改善することは見込めない。全国各地で広がっている、被災者の受け入れの取り組みを香美市でも提案する。

○受け入れ可能人員・設備(香北青少年の家 香美市香北町吉野1300)
定員:127 名
大浴場・小浴場・洗面所・2段ベッド

○検討事項
1、受け入れ被災者の決定(多くの被災者からどうやって選ぶか。健康な方しか不可能。)
2、受け入れ期間(長期化すれば、資金計画が破綻。当面の1ヶ月で作成。責任を持つ覚悟。)
3、被災者の移動手段(被災地から飛行機で高知空港まで来ていただき、バスで香美市へ。)
4、資金計画(被災者交通費・食費・電気水道料他。食料等の現物支援を広く呼びかける。)
5、運営組織(被災者の日常生活支援 医療体制 行政との連携)
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結論から言えば、現状の香北青少年の家は、スケジュールが埋まっていて使えないようです。
また、今日になって初めて知ったのですが、青少年の家は高知県の施設だそうです。
阪神大震災の際には、神戸の小学生を受け入れた実績もあるようでした。

受け入れる被災者の移動手段など、個人の力では難しいですが、企画書をたたき台に、色々な方と議論してみたいと思います。

賛同者が見つかれば、実現に近づくのですが・・・。


高知県では、災害対策本部支援チームが、全国的にも素早い対応で、被災者を公営住宅等に受け入れる態勢を準備しています。

被災者の方々の高知県への受け入れについて
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/111301/h22-koho-ukeire.html
見れないときはこちら。PDFダウンロード

被災者の方々への支援窓口について
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/111301/h22-koho-shien.html
見れないときはこちら。PDFダウンロード



それから本日届いた高知大学の大槻先生からの協力依頼も転記します。

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「災害メッセンジャー」 民間協力による緊急物資中継輸送 ご協力のお願い

このたび、災害支援物流の中継拠点となるよう民間の協力企業・団体が中心となり、行政機関では行き届かない被災地に支援物資を提供する、緊急物資中継輸送プロジェクトが運用開始しました。(私どももアドバイザーとして参加しております)

「災害メッセンジャー」 http://www.saigaimessenger.info/
具体的にはインターネット・電話・FAXなどの通信手段を用い、現地の避難所・病院等の施設から情報を収集、全国及び海外から東京の物流センターに集まった物資を細かく仕分け、定期的に緊急配送を行います。
小回りのきく民間の力で、被災者の方の支援ができればと考えております。よろしくお願いいたします。

ついては、以下の3点でご協力頂ける方を募集しております。
協力頂ける方は、saigaimessenger(アット)i.softbank.jp ,saigaimessenger(アット)gmail.com まで連絡をお願いいたします。(注(アット)を@にしてください。by依光)

1)救援物資を提供頂ける企業・団体・個人の方

2)被災者から寄せられた要望の整理を手伝っていただける方

3)東京の物流拠点にて仕分けボランティアをしていただける方

※メディア関係の方は、取材頂けると助かります。
※研究者の方は、賛同人になって頂けると助かります。
※行政、社会福祉協議会の方は、都道府県での一括配送が始まる前の代替手段として検討下さい。
 また、個人等からの物資提供の受付先として紹介いただけると助かります。

・河北新報(宮城県)http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011031601001098.htm
・西日本新聞http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/232006
・共同通信http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031601001098.html


また本メールは転載フリーです。
被災地で支援を待たれている方、援助を検討されている企業・団体・個人の方に広くお伝え頂ければ幸いです。


名古屋産業大学 准教授 石橋健一
高知大学  准教授   大槻 知史
長岡造形大学 准教授 澤田雅浩
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この記事へのコメント

キラマサ
2011年03月20日 13:28
地震の影響で茨城県の家の瓦が割れてしまいました。屋根にブルーシート張ってるそうです。東北はもっと大変だと思うけど、関東も被害大です。

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